【SS】田村ゆかり「たいむりーぷ？」

水樹奈々「そう」

田村ゆかり「なにそれ？」

水樹奈々「過去に戻ることだよ」

田村ゆかり「ほえー。おそろしかー」

水樹奈々「やってみたい？」

田村ゆかり「うん！やってみたい！」

水樹奈々「じゃあやってみよう！」

田村ゆかり「わーい！」

田村ゆかり「どうやってやるの？」

水樹奈々「これを使うんだよ！」

田村ゆかり「なにこれ？パソコン？」

水樹奈々「そう、秋葉原で売ってたの」

田村ゆかり「あれ・・・・？」

水樹奈々「どうしたの？」

田村ゆかり「ゆかりこのパソコン知ってる気がする・・・」

水樹奈々「そうなの？お店の人は古いパソコンだって言ってたけど・・」

田村ゆかり「・・・・あいびーえぬごせんひゃく」

水樹奈々「えっ？」

田村ゆかり「IBN5100だよ、これ」

水樹奈々「そうなの？」

田村ゆかり「うん・・このパソコンは使わない方がいい気がする・・・・」

水樹奈々「なんで？」

田村ゆかり「なんでかは分からないけど・・」

水樹奈々「でも、せっかく買ったんだし使ってみない？」

田村ゆかり「・・・そうだね、使ってみよう。ゆかりの勘違いかもしれないし」

田村ゆかり「これどうやって使うの？」

水樹奈々「もうセッティングは出来てるから、後はエンターキーを押すだけだよ」

田村ゆかり「ゆかりが押していい？」

水樹奈々「いいよ！」

田村ゆかり「じゃあ押すね！」

水樹奈々「うん！」

田村ゆかり「とべよおおおおおおおおおおおおおおおおおお」ﾀｰﾝｯ!

・・・・・

・・・・

・・・

・・

・

田村ゆかり「・・・・あれ？」

水樹奈々「・・・？」

田村ゆかり「もう過去に来たの？」

水樹奈々「うーん、多分」

田村ゆかり「現代と変わりないけど・・・」

水樹奈々「ちょっと外に出てみようか、もしかしたら何か変わってるかも」

田村ゆかり「うん！」

水樹奈々「変わってるかなー」ｶﾞﾁｬ

水樹奈々「あっ！すごい！見て！ゆかりちゃん！」

田村ゆかり「すごい！ゆかりたちがいた時代と全然違う！」

水樹奈々「昔はこんなかんじだったんだね！」

田村ゆかり「この世界は何年くらい前の世界なの？」

水樹奈々「どうなんだろう・・・？分からないけど、少しここら辺をぶらぶらしてみよ！」

田村ゆかり「うん！」

水樹奈々「すごいねー」ﾄｺﾄｺ

田村ゆかり「ねー」ﾄｺﾄｺ

水樹奈々「そういえばゆかりちゃん、さっきパソコンのエンターキー押す時なんで叫んだの？」ﾄｺﾄｺ

田村ゆかり「なんでだろ？ゆかりにもよくわからないけど、ああ叫んだ方がいい気がして」ﾄｺﾄｺ

水樹奈々「そうなんだー、なんだか不思議だね。パソコンの名前を知って・・・・・・・・」ﾋﾟﾀｯ

田村ゆかり「？　どうしたの？」

水樹奈々「ゆかりちゃん、あの人見て！」

田村ゆかり「あれ・・？あの人・・・・」

水樹奈々「ゆかりちゃんも思った？誰かに似てるよね・・・」

田村ゆかり「誰だろ・・？」

水樹奈々「あっ！きくこちゃんだよ！」

田村ゆかり「あっ！ほんとだ！」

水樹奈々「おーい、きくこちゃーん！」ﾄｺﾄｺ

田村ゆかり「きくこちゃーん！」ﾄｺﾄｺ

きくこ「？」

水樹奈々「きくこちゃんだよね！？」

きくこ「ええ・・そうだけれど・・・」

田村ゆかり「すごーい！若いねー！今何歳なの？」

きくこ「４３歳だけど・・」

田村ゆかり「４３歳？ってことは・・・・」

水樹奈々「１０年前の世界だよ！」

田村ゆかり「すごーい！本当に過去に来たんだね！」

きくこ（４３）「あなた達、さっきから何を言ってるのかしら？」

水樹奈々「私たち未来から来たんだよ！私は水樹奈々だよ！」

田村ゆかり「ゆかりは田村ゆかりだよ！」

きくこ（４３）「奈々ちゃんとゆかりちゃん？」

田村ゆかり「そうだよ！」

きくこ（４３）「本当に？」

水樹奈々「本当だよ！」

きくこ（４３）「何か証明できるものはあるのかしら？」

田村ゆかり「えっ・・証明・・・？」

水樹奈々「証明・・・・」

きくこ（４３）「私はね、私の大切な友達の名を騙るっていうのが許せないの」

きくこ（４３）「変なことを言うのなら警察に通報するけど」

水樹奈々「ええっ！それは困るよ！」

田村ゆかり「本当にゆかりなんだってば！」

きくこ（４３）「何も証明できる物がないのでしょう？」

水樹奈々「信じてよきくこちゃん！」

きくこ（４３）「・・・・・・・」ｶﾁｬ

きくこ（４３）「もしもし、警察かしら？」

田村ゆかり＆水樹奈々「！！！！！」

水樹奈々「ゆかりちゃん！逃げよう！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

田村ゆかり「ま、待ってよ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

きくこ（４３）「・・・・・・」

きくこ（４３）「・・・言われてみれば少し似てたような気もするけど、未来から来るなんてあるわけないわよね」

・・・・

・・・

・・

・

水樹奈々「こっ、ここまで来れば大丈夫かな・・・・」

田村ゆかり「た、多分・・・」

水樹奈々「でもびっくりした、きくこちゃんに会うなんて思わなかったよ」

田村ゆかり「うーん・・きくこちゃんゆかり達のこと信じてくれなかったね」

水樹奈々「今思えばあのパソコンを見せたら信じてくれたのかも・・」

田村ゆかり「それはダメだよ」

水樹奈々「なんで？」

田村ゆかり「過去に干渉するとバタフライエフェクトが発生しちゃうからだよ」

水樹奈々「バタフライエフェクト？」

田村ゆかり「そう、少しでも過去を変えるとそれが未来では大きな変化になっちゃうってこと」

水樹奈々「そうなんだ、ゆかりちゃんは物知りだね！」

田村ゆかり「・・・・・・なんでゆかりこんなこと知ってるんだろう？」

水樹奈々「とにかくこの時代の人には会わない方が良いってことだね」

田村ゆかり「そうだね、じゃないと色々とまずい気がする」

？？「ねぇねぇ」

田村ゆかり＆水樹奈々「？？」

？？「おねぇちゃんたち、わたしのおとうとをみなかった？」

水樹奈々「弟？」

田村ゆかり「！！！！！！！！」

？？「そう、おさんぽしてたらはぐれちゃったの」

田村ゆかり「な、奈々ちゃん！」

水樹奈々「え！？な！どうしたのゆかりちゃん？」

田村ゆかり「ちょっとこっち来て！」ｸﾞｲｸﾞｲ

水樹奈々「え？えぇ？」ｸﾞｲｯ

水樹奈々「どうしたの？」ﾋｿﾋｿ

田村ゆかり「あの娘、１０年前のゆかりだよ」ﾋｿﾋｿ

水樹奈々「えええぇ！？」

田村ゆかり「まずいよ、かかわらないほうがいいよ」ﾋｿﾋｿ

水樹奈々「そ、そうだね。うまいこときりぬけよう」ﾋｿﾋｿ

たむらゆかり（７）「おねぇちゃんもゆかりっていう名前なんだね！！」

田村ゆかり＆水樹奈々「ひぃっ！！」ﾋﾞｸｯ

たむらゆかり（７）「なんでそんなにおどろくの？」

水樹奈々「いや・・えっと・・・ねぇ？ゆかりちゃん？」

田村ゆかり「そ、そうだねあはは・・・」

たむらゆかり（７）「ゆかりもゆかりっていうなまえなんだよ！！」ﾌﾝｽ!

田村ゆかり「（まずい・・・ここはゆかりの正体がバレないようにしないと）」

田村ゆかり「ゆかりはゆかりじゃないよ」

たむらゆかり（７）「じゃあなんていうなまえなの？」

田村ゆかり「えっ・・えぇと・・・」

水樹奈々「メカリルウィッシュ田村だよ！」

田村ゆかり「そ、そうだよ！」

たむらゆかり（７）「えーなんかへんななまえだね！」

たむらゆかり（７）「そっちのおばちゃんはなんていうなまえなの？」

水樹奈々「私！？わ、わたしは・・・・」

田村ゆかり「エターナルブレイズ水樹だよ！」

水樹奈々「そ、そうそう！」

たむらゆかり（７）「ふーん、ふたりともへんななまえなんだね」

水樹奈々「あはは・・・・」

たむらゆかり（７）「ところでゆかりのおとうとみなかった？」

水樹奈々「み、見てないよ！」

水樹奈々「ね？ゆかりちゃん？」

田村ゆかり「う、うん！見てないよ！」

たむらゆかり（７）「なんでえたーなるぶれいずみずきはめかりるうぃっしゅたむらのことをゆかりってよぶの？」

田村ゆかり＆水樹奈々「！！！」

たむらゆかり（７）「ねぇ、なんで？」

水樹奈々「そ・・それは・・・」ｱｾｱｾ

たむらゆかり（７）「あやしい・・・」ｼﾞｰｯ

水樹奈々「に、逃げるよゆかりちゃん！！」ﾀﾞｯ

田村ゆかり「ちょっ！ま、待って奈々ちゃん！！」ﾀﾞｯ

たむらゆかり（７）「なんでにげるんだろう。おそろしかー」

・・・・・

・・・・

・・・

・・

・

田村ゆかり「この時代に来てから逃げてばっかりぃ！」

水樹奈々「はぁ・・はぁ・・・」

田村ゆかり「奈々ちゃん大丈夫？」

水樹奈々「ゆ・・ゆかりちゃんは・・・はぁ・・よく息がきれないね・・・」ｾﾞｲｾﾞｲ

田村ゆかり「まだ１７歳だからかもしれないね」

田村ゆかり「もう元の時代に戻った方が良いと思う」

水樹奈々「そうだね・・もう・・・帰ろうか・・・」ｾﾞｲｾﾞｲ

・・・・・

・・・・

・・・

・・

・

水樹奈々「なんとか戻ってこれたね！」

田村ゆかり「そうだねー」

水樹奈々「ゆかりちゃんは今でもかわいいけど１０年前はあんなに可愛かったんだね！」

田村ゆかり「ありがとー！」

水樹奈々「たくさん走ったからお腹ペコペコになっちゃった！」

田村ゆかり「ゆかりもおなかへったー」

水樹奈々「じゃあお寿司でも食べに行こうか！」

田村ゆかり「うん！行こう！」

水樹奈々「じゃあ出発しんこー！」

田村ゆかり「おー！！」

HAPPY END

30年前か

パンツ干した

感動した

おそろしかｌ

ラブデスティニー堀江

久々にみるわ